Blender / Linux
Blenderで自動スムーズのチェック欄が見つからないとき 円柱の角を保って滑らかにする
古い解説にあるObject DataのAuto Smoothチェック欄が見つからない場合は、Object ModeのShade Auto Smoothを確認します。現行の手順ではSmooth by Angleモディファイアーを使い、角度に応じて滑らかにする辺を決めます。
ここでは、円柱の側面を滑らかに見せ、天面との境界は角として残します。輪郭の頂点数は増やしません。
検証環境と変更前の表示
Blender 5.2.2 LTS、Linux、英語UIで、2026年10月14日に確認しました。32分割の円柱をスクリプトで用意し、全面をスムーズ表示にした状態から、画面でShade Auto Smoothを実行しました。表示方向とStudioライトは同じです。

円柱の陰影を切り替える
- 別名保存したファイルで、円柱のメッシュを選択します。
- Object Modeになっていることを確認します。
- マウスポインターを3D Viewportに置き、F3でShade Auto Smoothを検索して実行します。Objectメニューからも選べます。
- モディファイアー一覧にSmooth by Angleが追加されたことを確認します。
- Angleを30°から確認します。側面同士は滑らかに、天面との境界ははっきり見えるかを確認します。


この作例では、操作前後とも64頂点・34面でした。形状の分割数は増えていません。直後に操作全体を戻すならCtrl+Zを使います。
角度は、隣り合う面の法線が作る角度を基準にします。大きな値にすると、より広い角度の境界が滑らかに扱われます。円柱で動きをつかんでから、作業中の小物に合わせて調整します。
Shade Smoothとの違い
Shade Smoothは、面の間の陰影を滑らかにします。円柱の天面と側面まで連続して見え、角が丸くなったような陰影になる場合があります。
Shade Auto Smoothは、角度によって境界を分けるSmooth by Angleモディファイアーを追加します。円柱の側面と天面のように、曲面と平面を分けたい小物に使えます。
今回の試験とは別に、Blender 5.2の仕様資料では、Object ModeでShade SmoothやShade Flatを実行するとSmooth by Angleモディファイアーが取り除かれます。後から別のシェーディング操作をしたら、モディファイアー一覧も確認してください。
輪郭が角ばっている場合
斜めから見た外周が多角形のままなら、陰影ではなく形状の問題です。スムーズ表示は頂点を増やしません。円柱を作るときの頂点数を増やす、必要な形状へ分割を追加するなど、輪郭の作り方を見直します。
VRChat向けなどで頂点数を抑えたい場合は、近づいたときに見える輪郭と、用途に必要な軽さを比べて決めます。スムーズを有効にすれば、どの距離でも丸く見えるわけではありません。
形を変えた後も確認する
Bevelなどで面を追加した場合は、モディファイアーの順番を確認します。Shade Auto Smoothで追加されるSmooth by Angleは、末尾へ固定される仕様です。最終的な形状に対する陰影が期待どおりか、近くから見て確認します。
特定の辺だけ意図と違う場合は、Mark Sharpなどの設定も確認します。複雑なノーマル編集をしたモデルでは、単純な円柱と同じ設定だけで直らない場合があります。まず複製したモデルで試してください。
参照資料
資料の確認日:2026.10.14。更新により内容が変わることがあります。
- Blender 5.2 LTS Manual「Shading」
- Blender Manual「Shade Smooth & Flat」
- Blender 4.1変更履歴「Auto Smooth」旧チェックからの変更
- Blender 4.2変更履歴「Shade Auto Smooth」モディファイアー追加操作
仕様資料確認日:2026年10月14日。この記事は現在の操作を説明し、各旧版のメニュー名を一覧化するものではありません。
操作前に対象バージョンと確認範囲をご確認ください。
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