Blender / Linux
BlenderのMirrorで中央に隙間が残るとき MergeとClippingを確認する
Mirrorの中央に隙間がある場合は、接続したい頂点がミラー面まで届いているかを確認します。Clippingを有効にするだけでは、離れた頂点が中央へ移動するとは限りません。中央の位置を合わせ、Mergeで左右をつなぎます。
対象は、左右対称の小物を半分ずつ作る場面です。ここでは、Mirror Objectを指定せず、回転していないオブジェクトのX軸で反転するメッシュを扱います。
検証した形状
Blender 5.2.2 LTS、Linux、英語UIで、2026年10月14日に確認しました。原点を座標0に置いた半分の箱を使い、中央側の4頂点をX=0.2に置きました。左右の隙間は0.4です。Mergeは0.001 m、Clippingは有効でも、隙間は残りました。作例と頂点選択はスクリプトで準備し、中央へ動かす操作は画面から行っています。

保存してミラー面を確認する
別名保存してから操作します。Mirrorは通常、オブジェクトの原点を通る面を基準に反転します。ワールド座標のX=0と、対象のミラー面が同じとは限りません。
Object Modeで対象を選択し、MirrorモディファイアーのAxisがXになっていること、Mirror Objectが空欄であることを確認します。別オブジェクトが指定されている場合は、その位置と向きが基準です。以下の座標入力をそのまま使う前に、どちらを基準にするか整理してください。
中央に置きたい頂点だけを選ぶ
- TabキーでEdit Modeへ入り、頂点選択にします。
- 正面から見て、中央の境界だけを選びます。奥の頂点も選ぶ必要がある場合はX-Ray表示を使います。
- ほかの頂点が選択されていないことを、斜めからも確認します。
- MirrorのMergeとClippingを有効にします。
- G → Xで、境界の頂点をミラー面へ向けて動かします。中央へ接したら確定します。
この作例では、中央側の4頂点を選び、G → X → -0.2 → EnterでX=0へ移動しました。移動直後に戻すにはCtrl+Zを使います。自分のモデルでは距離が違うため、-0.2をそのまま入力せず、ミラー面までの位置を確認してください。

Merge Distanceは少しずつ調整する
Mergeは、頂点とその反転側が設定距離内へ入ったときに接続します。Merge Distanceを大きくすると離れた頂点も対象になりますが、中央付近の形が意図せずつぶれる原因になります。最初に位置を合わせ、それでも必要な場合だけ距離を調整してください。
Clippingは、編集時に頂点がミラー面を通り抜けることを防ぎます。中央に置いた頂点を離したい場合は、一時的にClippingを外してから動かします。
接続できたか確認する
正面表示だけでは、重なって見える別の頂点を見落とすことがあります。斜めから中央を確認し、Subdivision Surfaceを使っている場合は、その表示でも隙間が開かないかを見ます。
この隙間を閉じるためにMirrorを適用する必要はありません。モディファイアーを残したまま、左右対称の編集を続けられます。
まだ中央が割れる場合
- 原点がずれている:Mirror Objectまたは原点の位置を見直します。見た目だけで原点を移す前に、影響するモディファイアーを確認します。
- 中央に面が残っている:半分の形状の切り口に不要な面がないか確認します。必要な外側の面まで削除しないようにします。
- Mergeが無効:Clippingとは別の項目です。両方を確認します。
- もとのメッシュが両側にある:反転コピーと重なっていないか確認します。Bisectを使う方法もありますが、切断する側を判断してから行います。
中央を閉じるときは、基準の面、頂点の位置、Mergeの順に確認します。距離の値だけを大きくして隙間を隠すより、後の変形を追いやすくなります。
参照資料
資料の確認日:2026.10.14。更新により内容が変わることがあります。
仕様資料確認日:2026年10月14日。参照ページの更新日:2026年8月5日。
操作前に対象バージョンと確認範囲をご確認ください。
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