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小物のUV整理に使うアドオン3種を比較:TexTools・Zen UV・UVPackmaster
UVを整えるアドオンは、困っている工程から選ぶと絞れます。展開後の形や向きを直したいならTexTools、トリムシートやテクセル密度を含めて作業をまとめたいならZen UV、展開済みのアイランドの配置条件を詰めたいならUVPackmasterが比較候補です。
この記事の目次
小物やアクセサリーを作り、シームとUVアイランドの基本を理解している人向けに、3製品の役割を整理します。価格や機能を並べた仕様比較と、実際に確認した操作を分けて扱います。今回はTexToolsの非公式派生版でRectifyを確認しています。Zen UVとUVPackmasterは未試用で、速度・仕上がり・使いやすさの順位は付けていません。
まず標準機能で不足する作業を決める
アイランドごとの大きさをそろえ、画像内に並べたいだけなら、Blender標準のAverage Island ScaleとPack Islandsが出発点です。追加の購入を決める前に、手持ちの小物をこの組み合わせで整理し、どこを何度も手直しするのか確認してください。BlenderのUV編集マニュアル
たとえば、四角いラベルを貼る面のUVを整える作業と、多数の部品を一定の密度で複数タイルへ配置する作業では、必要な機能が違います。「UVに便利」という紹介だけで選ばず、形の修正、密度の管理、配置の制御のどれが目的かを分けます。
3製品を同じ項目で比較する
| 候補 | 主に比較したい作業 | 費用・導入条件 | 今回の確認範囲 |
|---|---|---|---|
| TexTools | UVの整列、矩形化、テクセル密度など | 無料。配布元と派生版を区別する | 非公式派生版1.6.11のRectifyをLinuxで確認 |
| Zen UV 5.4 | 展開・変形・トリムシート・密度管理をまとめる | 個人向けSTANDARDは39米ドル。機能によって追加モジュールあり | 公式仕様の確認のみ |
| UVPackmaster 4 | パッキングの条件やグループを管理する | PRO Single Userは55米ドル。アドオンに加え専用エンジンが必要 | 公式仕様の確認のみ |
価格は2026年10月14日に確認した販売ページの表示です。円換算、税、決済時の最終額は含めていません。購入時には販売ページで再確認してください。価格差を性能差とみなす比較はしていません。Zen UV販売ページ、UVPackmaster販売ページ
TexTools 展開後のUVを手直ししたい人の候補
TexToolsは、整列、Rectify、テクセル密度、ベイクなどの機能を持つ無料のツールセットです。まずは小物のUVを自分で展開し、形や向きを整える部分を補いたい人が検討しやすい候補です。元プロジェクト
注意したいのは配布元です。今回使ったのはunclepomedevによるBlender 5系向けの非公式コミュニティフォーク1.6.11で、元プロジェクトそのものの動作確認ではありません。導入した配布物の最低対応版はBlender 5.0.0、ライセンスはGPL-3.0-or-laterでした。派生版の説明

実行前。検証用の独立した四角面のUVを選択しています。他の面のUVは、比較開始前に別の位置へ移して分離してあります。

実行後。同じ表示条件でRectifyを実行し、四角面がUVの軸に沿う矩形になったことを確認しました。これは自作の検証データを撮影したBlenderの実画面です。
検証では3Dビュー側のメッシュ面も対象一面だけに限定しました。対象外のUV座標は変わりませんでした。一方、連続したアイランドの途中の一面だけを矩形化した別の試験では、隣のUVとの境界が分かれ、重なりも発生しています。
この違いから、TexToolsを選ぶ理由は「UVを自動ですべて直してくれる」ことではなく、必要な編集操作をまとめて使えることだと考えています。選択範囲と変更後のつながりを自分で確認できる人向けです。少数のUVを移動・回転して整えるだけなら、標準機能で進めても構いません。
Rectifyの選択範囲と注意点は、実画面付きの検証記事で詳しく扱っています。
Zen UV UV作業の道具をまとめたい人の候補
Zen UVは、展開、変形、トリムシート、テクセル密度、UVの重なりなどの確認を扱うツールセットです。小物ごとにUVを整えるだけでなく、同じトリムシートを使う背景パーツを繰り返し作る場合などに、必要な機能がまとまっているかを比較できます。機能一覧
選ぶ前には、実際に使う機能を二つか三つに絞ってください。たとえば「トリムへの割り当て」と「密度の管理」が必要なら候補になりますが、画像内に一度だけUVを並べたい場合には、機能の多さだけで購入を決める必要はありません。
配布ページはBlender 4.2〜5.2を掲げています。ただし、製品全体の対応OSと個別機能の条件は分けて確認します。Stack向けのCore Libraryは別モジュールで、アドオン本体のGPLとは異なるApache License 2.0です。また、Auto Unwrapは外部ソフトMinistry of Flatを使うWindows限定の機能で、別の利用条件があります。Macでも全機能が同じとは受け取らないようにしましょう。導入条件、Auto Unwrapの条件
今回は実機で試していないため、操作のしやすさやTexToolsから移る効果は判断していません。
UVPackmaster 展開後の配置を細かく管理したい人の候補
UVPackmasterは、UVパッキングを中心に検討する製品です。シームをどこに置くかに困っている段階より、展開したアイランドをどう収めるか、部品のまとまりをどう保つかという段階で比較しやすくなります。公式ドキュメント
導入ではBlenderアドオンだけでなく、対応するUVPackmasterエンジンが必要です。アドオンはGPL、エンジンは独自のEULAで提供されています。「GPLのアドオンだから、エンジンも同じ条件」とは扱えません。複数人で使う場合はSingle UserとStudioの区分も確認します。セットアップ、販売条件
今回参照したドキュメントは4.1.3で、Blender 2.93、3.x、4.x、5.xと64bitのWindows・Linux・macOSを対象にしています。必要なOS条件は購入前に確認してください。こちらも未試用のため、標準のPack Islandsより詰め込み率が高い、処理が速い、といった実測上の優劣は付けていません。
すでにUVPackmaster 3を持っている人は、買い直す前にアップグレード条件を見るのがおすすめです。公式FAQでは3の保守を少なくとも2027年末まで続けると説明しています。アップグレードFAQ
自分の小物で比べるなら、この順番
- ファイルを複製し、同じUVを比較の出発点にする。
- 標準機能で整理し、残った困りごとを一つ書き出す。
- 候補の機能がその問題を扱っているか、公式資料で確認する。
- 試用できる場合は、UVの重なり、向き、密度、余白を確認する。速さを比べるなら条件と時間を記録する。
3製品を一度にそろえる必要はありません。まず標準機能を基準にして、手作業の修正を補うならTexTools、複数工程をまとめたいならZen UV、パッキング条件を詰めたいならUVPackmasterを検討する、という順序が選びやすいでしょう。
この比較はBlender内での制作を対象としています。Unityへの受け渡しやVRChatでの表示・動作は検証していません。
確認した環境と範囲
- 実操作:2026年10月14日、Linux、Blender 5.2.2 LTS、英語UI、TexTools非公式派生版1.6.11のRectify
- 確認した入力:自作の四角面と連続した面のUV。複雑な実作品や全機能は未確認
- 仕様・価格:2026年10月14日確認。Zen UVとUVPackmasterは未試用
- 画像:自作データによる実画面。製品の宣伝画像や生成画像は使用していません
参照資料
資料の確認日:2026.10.14。更新により内容が変わることがあります。
操作前に対象バージョンと確認範囲をご確認ください。
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